学振DC2の採用者の大学別分布

学振DC2の採用者がどこの大学に所属しているのかということを調べる機会がありましたので,

ついでに結果を公開しておきます.

 

学振の採用者の所属・研究テーマ名・氏名・指導教員のデータは,採用年度ごとに日本学術振興会のHPで公開されています.

自分の申請書を作成するときは,研究テーマ名の付け方なんかを参考にしてました.

 

今回は自分の分野である,「DC2・総合」について調べました.

現時点の最新の公開データである,平成27年度が調査対象です.

採用者数の合計は157人でした.

1位から順に,東大23人,筑波大16人,大阪大13人...という感じでした.

全体の約5割が旧帝大からの採用でした.やっぱりさすがですね.

国立大の採用者数は合計で131人で,全体の83%を占めていることがわかりました.

 

なんでもそうだと思いますが,学振の申請書も書き方のコツがあるはずで,そのコツをうまく先輩から後輩へ伝えることができる組織が多くの採用者を出しているんだと思います.

ここで上位の大学は,きっと来年度も上位です.

ウチの大学なんかは毎年たくさんのDC採用者が出るわけではないので,これから採用者数を延ばすためには,ノウハウを蓄積して,伝えるための仕組み(学生への申請書の開示だけでもいいので)を作るべきだろうなーと思いました.